ポートフォリオを考える

portfolio

ポートフォリオとは?ポートフォリオとアセットアロケーションの違い

アセットごとの具体的な金融商品の割合のことをポートフォリオといいます。

すなわち、アセットアロケーションは、米国株60%、日本株10%、その他先進国株30%、新興国株10%のようなアセットの割合、ポートフォリオは、VT100%や、VTI60%、VEA40%、VWO10%のような金融商品の割合を指します。

ポートフォリオの組み方 リスク許容度と分散

①リスク許容度を決める

リスク許容度の決定を行います。

リターンを増やしたいなら、それ相応のリスクを取らなければなりません。

2008年9月に起こったリーマンショックでは、株式が大暴落し、株式に投資していた投資家達は大損害を受けました。

最近では急激な円高により、レバレッジをかけてリスクを極端にあげていたFX投資家達は、多大な損害を被りましたね。

個別株では、例えば米国株で高リスク高リターンの代表株アマゾン株は株価の乱高下が激しいです。

f:id:yutori-i:20190106135243p:plain昨年のアマゾン株のチャートです。株価1200程度の時に買い、2000付近で売却した投資家は多大な利益を得ていますが、2018年9月頃2000付近で買った投資家は、現在2019年1月には、1500と4分の1の資産を失っています。

逆に、債券商品は、低リスク低リターンです。

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株式投資第4版 ジェレミー・シーゲル著より引用

まずは、「自分の資産がどれだけ失っても良いか」というリスク許容度を決めましょう。

ただ、リスク許容度は、思ったより高くないことを自覚しましょう。行動経済学学者のカーネマンとトヴェルスキーによれば、損失は同額の利益に比べると、2,5倍も大きな痛みと受け止められるとされています。(プロスペクト理論)

 

②投資先を決める

基本的な考え方は、分散です。

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アセットアロケーションの時のように、リスクを最小化しリターンを最大化すること(シャープレシオ≒リスクに対するリターンの最大化)をすることが大切です。

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ウォール街のランダム・ウォーカー バートン・マルキール著より

上記の表の1番のポイントは、100%アメリカ株よりも、16%EAFE株、84%アメリカ株のポートフォリオの方が、リターンの変動性(リスク)が低いのにも関わらず、リターンが上昇することです。これが、ノーベル経済学賞の効果です。

分散のやり方は? 相関関係が低い商品を組み合わせる

相関とは、二つのものの間に関連があること、株式であればどれだけ同じ方向に、株価が移動するかを示したものです。

例えば、株式と債券は一般的には、逆相関(相関がマイナス)の関係とされており、 株式が上がると、債券は下げ、株式が上がると、債券は上がるとされています。

株式であれば、セクターを分散させたり、国を分散させたりさせることが有名な戦略です。投資信託やETFに投資するのも良いですね。

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ウォール街のランダム・ウォーカー バートン・マルキール著より

分散は、40銘柄前後以上でリスク減少効果がなくなると言われています。

個人投資家で、40銘柄投資するのは、管理が難しくなるので、ETFや投資信託を組み合わせるのが現実的ですね。

ただ、相関関係の低い銘柄を組み合わせることで、リスク減少効果を高め、銘柄数を抑えることができることが可能かもしれません。

セクターを幅広く分散し、相関の低い10銘柄前後で運用している投資家さん達が多いですね。

まとめ

ポートフォリオを考える上で大切なのは、リスク許容度を考えることと、適度な分散を行うこと