【書評】転職の思考法を読みました。

著者の北野唯我氏とは?

経歴

神戸大学経営学部卒業

2010年 株式会社博報堂入社
2013年 同社退職後、米国、台湾留学へ
2015年 ボストンコンサルティンググループ入社
2016年 株式会社ワンキャリア参画。執行役員就任。

経営陣ご紹介|ONE CAREER Inc.|株式会社ワンキャリア 

現在は、外資・国内大手企業に強い就活サイト、ONE CARRERの執行役員として活躍されている傍ら『週報』というブログを運営されています。

ONE CARRERでは、経営企画・メディア事業担当の執行役員、採用コンサルタントとして活躍されています。

新卒から留学を経てBCG、そして29歳で役員と素晴らしい転職の仕方をされており、ライターとしても活躍されている同氏が転職について書いた本ということで、期待大でした。

今後医療需要の低下、医師余りなどが予想され、自分の市場価値を高めるためには、どうすれば良いかと思い、転職の思考法を読んでみました。

概要

営業担当の青野に企業再生コンサルタントの黒岩が、「転職の思考法」を授けるという物語で、話が進んでいきます。

青野に感情移入できることで、頭に残りやすく工夫され、読みやすかったです。

本書は、4章構成で、

 

  1. 仕事の「寿命」が切れる前に、伸びる市場に身を晒せ〜「一生食える」を手にする4つのステップ〜
  2. 「転職は悪」は、努力を放棄した者の、言い訳にすぎない〜「組織の論理」が人の心を殺す時〜
  3. あなたがいなくなっても確実に会社は回る〜残される社員、ついてくるパートナーとどう向き合うか〜
  4. 仕事はいつから「楽しくないもの」になっただろうか?〜心から納得のいく仕事を見つけるために必要なこと〜

です。

面白いと思った考え方をまとめていきます。

市場価値の測り方 

f:id:yutori-i:20190114183147p:plain

・技術資産 主に資格やスキルなどの専門性と経験

・人的資産 主に人脈

・業界の生産性

の3つを軸として、市場価値が決まると説明しています。

20代では専門性を、30代では経験を、40代では人脈を高めていくことが市場価値を高めていく上では大切とのことです。

3つの資産を見分けることで、自分の市場価値を正確に把握することができそうです。自分の給料が、業界の生産性によるものなのか、人的資産によるものなのか、技術資産によるものなのかを考え、足りない資産を補っていくということが重要です。

市場のライフサイクル

f:id:yutori-i:20190114185455p:plain

新しく始まり、それが広まり、それが徐々に機械でも代替できるようになってきて消滅していく。というサイクルがあると主張しています。

仕事には、ライフサイクルがあるため、一生同じ仕事で生きていくことは難しいということだと思います。

ニッチからスターへ伸びるマーケットを見つける方法として、

①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する

②既存業界の非効率を突くロジックに着目する

という視点を上げています。

ビザやマスターカードなどのクレジットカード業界、AmazonやMicrosoftなどのクラウド業界、合併が盛んな製薬業界が思い浮かびました。

投資先として、②は探すのが難しいと思うので、①を考えてみるのはよいかもしれません。

to do(コト)に重きを置く人間と、being(状態)に重きを置く人間

何をするのか、で物事を考え、明確な夢や目標を持っているto do型の人間と、どんな人でありたいか、どんな状態でありたいのかを重視するbeing型の人間がいるとしています。そして、being型が99%ということです。

being型人間が仕事を楽しむためには、

マーケットバリューを高め、自分のことを好きと思える仕事をすること。

緊張と緩和のバランスが取れる環境にあること

が重要といいます。

少しでも好きと思える仕事を見つけるコツとして、

・人から褒められること

・まったくストレスを感じないもの

を探すと良いとのことです。

脱社畜が流行っていますが、脱社畜の前にまず転職を考えてみるのも良いかもしれません。

自分も専門分野を全くストレスを感じないという視点で選びましたが、毎日特にストレスなく仕事できています。そして、適度な緊張感もあります。

自分には、現時点で転職は必要なさそうです。

今の環境で、専門性と経験を獲得し、市場価値を高めて行き将来の転職へ備えたいと思います。

自分はアーリーリタイア、セミリタイアというよりは、仕事が、楽しいと思えるような人生を送りたいです。そのために経済的自立を目指して投資していきます。

まとめ

ほとんどのbeing型人間にとって、市場価値を高め、好きな仕事を見つけ、緊張と緩和のバランスが取れる環境で働き続けるために、転職が必要。

適切な環境で、仕事をすることは、幸福につながる。

転職で人生のRPGを攻略していきましょう。

 

記事にはしませんでしたが、第2,3章も、転職に対してネガティブなイメージからポジティブなイメージになったのでオススメです。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法