株式投資戦略を考える〜①国際分散投資〜

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国際分散投資 とは?

投資対象を日本に限定せず、米国や欧州など他の先進国やアジア諸国を含む新興国といった幅広い国や地域を投資対象に含める投資手法です。   

日経平均株価の推移

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出所 日経平均株価の推移 - 世界経済のネタ帳

 

日経平均は、1989年のバブル崩壊以降上昇していません。

日本株式の利回りは、4.5%前後(1900-2006年、年率平均)で、世界の中でもぱっとしません。株価上昇でのキャピタルゲインが見込めないこと、日本の企業体質からインカムゲインが見込めないことから、日本株式でリターンを上げることは、相当難しいと考えます。

国際分散投資のメリット

・リスクを減らす

分散投資を行うことは、相関関係が1にならない限りは、リスクを減らすことが証明されています。(効率化フロンティア)

この観点からは、国際分散投資をすることは、リスクを減らすメリットがありそうです。  

ただ、近年のグローバル化によって、各国の相関係数が、1に近づいてきており、リスク逓減効果は、薄まってきています。 

・心理的安心感

まぁ、リスクを減らすから当然なのですが。 

一応分けておきます。

国際分散投資のデメリット

・為替リスク

為替は、各国のインフレ差によって決まり、株式がインフレ差を相殺する方向に動くため、長期投資では、為替リスクは、考慮しなくて良いとされています。

しかし、短期的には、為替リスクがあるのは、間違いありません。

・リターンの低い国にも投資をすることになる
GDP成長率とリターンの関係

 GDP成長率とリターンの関係には、逆相関の関係があるとされています。

出所 株式投資第4版

シーゲル教授によれば、成長の罠で経済成長に比して、投資家の期待が高くなることが原因と考察しています。

つまり、世界株式に投資することは、GDP成長率の高く、期待の高い国に間接的に投資することとなり、全体のリターンを下げてしまう可能性があります。 

世界株式 VS 米国株式

米国株式のリターンは、過去30年間に渡って世界株式を上回った。

出所 ジョン・C・ポーグル

30年間という期間にわたった結果なので、かなり信用度の高い結果であると思います。

短期間でのリターンは、ばらつきがありますが、長期では、米国株式が世界株式が上回る可能性が高いです。

ただ、さきほど述べたように、企業活動のグローバル化によって、国際分散投資の効果は薄まってきています。

実際、S&P500を構成する企業の利益の40%近くが、米国外でのもので、米国株式に投資することで、国際分散投資がなされていると考える投資家もいるくらいです。

実際

2008年から2018年の10年間での世界株式と米国株式の相関関係は、0.98。

出所 Guide to the Markets J.Pモルガン  

と、されています。

このように相関関係が高いのは、そもそも世界株式の時価総額の60%近くを米国が占めること、グローバル企業が多いことに起因すると思います。

たしかに、10年でのデータであり、短いと考えられますが、今後さらにグローバル化が進んでいくことを考えると、世界株式と米国株式の相関関係は高まっていくと考えられ、世界分散の効果が弱まって行くことが考えられます。

米国株式のリスク

米国株式のPERは上がり続けていることから、今後平均回帰が起こると予想されています。したがって、世界株式のリターンを下回る可能性もあります。

また、中国とインドの発展は無視できないと思います。 

まとめ

国際分散投資はシーゲル先生もオススメする投資戦略

国際分散投資と米国集中投資は永遠のテーマ

 

本日も読んでいただきありがとうございました。

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