株式投資戦略を考える〜③バリュー戦略〜

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バリュー戦略とは?

ファンダメンタルズに対して、株価が低い割安の株式を買い付ける戦略のことをバリュー戦略と呼ぶこととします。

古くから、市場平均を上回る可能性の高い戦略として知られています。

用いる指標は?

・PER(Price Earnings Ratio)

・PBR(Price Book-value Ratio)

・PSR(Price to Sales Ratio) 

・EV/EBITDA(Enterprise Value/Earnings Before Interest,Taxes,Depreciation and Amortization)

オショーネシーは、著書「ウォール街で勝つ法則」のなかで、PSRが最もバリュー株指標の中で、最も、安定した優れた指標である。と述べています。

とはいえ、それぞれの指標に問題があります。

PERは、金融業、自動車業という成熟産業で低くなることが多く、また景気敏感株では利益の変動が大きいため、業種をまたがった指標として用いるのは、難しいです。

PBRは、Book-value(資産)を基準として用いるため、知的財産が重要となる現代では指標として機能するか疑問です。

PSRは、薄利多売業界ではPSRは低く、利益率の高い企業はPSRは高くなる傾向があります。

最近は、EV/EBITAが有用な指標なのではないかと言われるようになってきました。データはまだ不十分な気がします。

・配当利回り

高配当株に投資する方法です。

ダウの犬10戦略やS&P10戦略が有名ですね。

財務が優秀な大型株を選択することで、リターンが市場平均を上回る可能性が高いとされています。

指標として分かりやすく、取り入れやすい戦略です。

また、配当利回りが、株価を支える効果もあり、下落に強いという利点があります。

欠点としては、配当を受け取るたびに税金が発生するため、配当を再投資する際には損した気分になることでしょうか。

メリットは?

リターンが、長期的に市場平均を上回る可能性が高い

 ベンジャミン・グラハムとデビッド・ドッドが、1934年に「証券分析」を出版して以来、バリュー株戦略は長期的には、市場平均を上回ってきました。

バリュー戦略が、市場平均を上回る要因として、人々がリスクを避け、安全資産に逃げるために、リスクのある証券が割安になるリスク・プレミアムと、下がる株は下がると言われるように市場が過剰に反応することが挙げられています。

デメリットは?

忍耐が必要 

多くの人がリスクが高いとして、投資を行わない株式を持ち続ける必要があります。

実際、2018年のダウの犬に採用されていたGEのように株価が大幅下落、減配なんてことも起こり得ます。

財務・安全性などを考慮しつつ、総合的に投資先を判断する必要があります。

また、市場の過剰反応に関して、どこからが過剰反応なのかを極めるのは、困難を極めます。

・アノマリーが薄まる可能性がある

アノマリーは、人々に認識されると、薄れていく傾向があります。

とはいえ、「証券分析」が発行されて以来、ずっと生き残ってきたことを考えると、今後も続く可能性は高いと思っています。

人々は短期間で利益をあげようと思うものです。 

まとめ

バリュー戦略は、市場平均を上回る可能性の高い投資戦略。

ただし、市場平均を上回るためには、根気強いbuy&holdが必要である。