株式投資戦略を考える〜④モメンタム戦略〜

モメンタム投資とは?

グロース投資には、EPSやEPS成長率に注目する方法、ROEに注目する方法がありますが、リターンとの相関関係は、ほとんど示されていません。

対してモメンタム投資は、グロース投資法の中で比較的確からしいという研究結果が出ています。

 

パフォーマンスが継続する「モメンタム」に注目し、パフォーマンスが良い証券は、良いパフォーマンスが続き、パフォーマンスが悪い証券は、悪いパフォーマンスが続くという考えに基づき、良いパフォーマンスの証券に投資することをモメンタム投資と定義します。

 

平たく言ってしまえば、勝ち組銘柄に投資するという単純な順張り投資です。

 

効率的市場仮説は成り立たないという考えの元成り立つ投資法になります。 

メリットは?

・市場平均を上回る可能性が高い

 

モメンタム投資の指標として「ウォール街で勝つ法則」では、RPS(レラティブ・プライス・ストレングス)を用いています。

RPSは、「1年の株価変動率」で「12月31日の終値を前年の終値で割る」という単純な指標です。

 

RSを十分位数に分けたときの各複利リターン(1951-1996年)

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出所:ウォール街で勝つ法則 ジェームズ・P・オショーネシー

 

1がPRSが最大、10が最小の時のリターンを表しています。

PRSが高いほどリターンが高くなっています。

 

モメンタム投資がリターンをもたらす理由ははっきりは分かっていませんが、大きなリスクをとった見返り(ただし、サイズ・バリューでは説明しきれない)、投資家が非合理的な行動を取り、本質価格より株価が変動することがリターンの源泉と考えられています。

デメリットは?

・長期では、機能しない。

 

モメンタム投資が機能するのは、1-2年の間とされています。

つまり、銘柄を1-2年のスパンで入れ替える必要があります。

一つの銘柄に惚れ込んでbuy&holdしてしまうと、パフォーマンスが低下してしまいます。

モメンタムが途切れた時には、非情にその銘柄を切る必要があります。

 

・リスク管理が難しい

 

モメンタムが強い銘柄はリターンが大きい分リスクが大きいものも多いです。

リスクが大きいため、分散を十分に効かせることが重要となりますが、リスクの大きい銘柄をいくつも保有し、監視することは、兼業投資家も多い個人投資家では、難しいかもしれません。

モメンタムが途切れた時に適切に売り抜けることも難しいです。

 

・アノマリーが薄くなる可能性がある。

 

アノマリーが発見されて広まると、徐々に薄まっていくとされています。

モメンタム投資がこれから機能するかは、わかりません。

ただ、モメンタム投資は、行動経済学的な考えを根拠のベースとしているため、自分はこれからも継続すると思います。

バイアスだらけの人間がそう簡単には変わることはできません。

まとめ

モメンタム投資は、市場平均を上回る可能性の高いアノマリー。

理屈は簡単だが、売り抜けることが難しく、やや上級者向けの投資戦略。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

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