【BRK.B】バフェットからの手紙(2019年2月23日)簡単な要約と考察

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KHCの大暴落で記憶に新しいバフェットですが、2019.2.23に

バークシャー・ハサウェイ(BRK)の2018.Q4の決算と、バフェットからの手紙が公表されました。

http://www.berkshirehathaway.com/letters/2018ltr.pdf

原文は上記から見れます。

To the Shareholders of Berkshire Hathaway Inc.

今まで、ウォーレン・バフェット一人で運営してきたバークシャー・ハサウェイですが、Ajit(保険部門)とGreg(その他)を後継者として指名しました。

今後、引き継ぎが上手く行くかが期待されます。

Focus on the Forest – Forget the Trees

バークシャー・ハサウェイは、投資会社のみならず、5つの林(部門)を持っています。

 

今期、バークシャー・ハサウェイは投資部門において、KHC株の大幅下落、その他にもAPPL株も下落し、多大な損失を出しています。

バークシャー・ハサウェイの持ち株の時価総額は、膨大になっており、株の損失なども含めるGAAPによる会計では、一時的に多大な損失を計上することになります。

バフェットの手紙では、4半期決算の内容でも多大な営業損失が計上されていますが、事業部門はほぼ現状維持であり、バークシャー・ハサウェイ全体としての経営は問題ないと主張しています。

実際にバークシャー・ハサウェイのキャッシュフローの推移を見てみましょう。

バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)のキャッシュフロー推移

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バークシャー・ハサウェイのキャッシュフロー推移

Morningstarより作成

KHCのキャッシュフローとは正反対です。

KHCの場合は、純利益が上昇しているにも関わらず、営業キャッシュフローは、大幅減でした。

BRK.Bの場合は、純利益は、大幅減ですが、営業キャッシュフローがある程度保たれています。

これは、「P/Lは操作しやすい」ということを物語っていると考えます。

 

バークシャー・ハサウェイの業績は、バフェットの言う通り、全体としては、順調な経営が行われていると言ってもよいのではないでしょうか。

営業キャッシュフローマージンは15%超えで、ワイドモートは形成されていると考えます。

 

また、1120億ドルのキャッシュを保有しているみたいです。

企業買収も考えているみたいですが、バフェットは現在は割高と考えており、すぐには買収には踏み切らず、自社株買いも規模を縮小しています。

Repurchases and Reporting

株価が、本質的価値を下回った場合に、自社株買いを行うという方針に変化はないようです。

Non-Insurance Operations – From Lollipops to Locomotives

非保険事業はmost valuable groveと述べられており、バフェットは非保険事業をバークシャー・ハサウェイの最も価値ある林と考えています。

実際 BNSF やBerkshire Hathaway Energyが、多くの利益を上げています。

鉄道業や、公益業がバークシャー・ハサウェイの本質と言えそうです。

Insurance, “Float,” and the Funding of Berkshire

保険事業について、1つのセッションを割いて述べられており、保険事業も大切な林であると述べています。

この後にもGEICOについて、別個で述べられていますしね。

GEICO and Tony Nicely

保険会社GEICOと、Tonyについて述べられています。

GEICOがバークシャー・ハサウェイの価値を高めたことを述べ、TonyがCEOを退き会長になったことに対して敬意を称しています。

Investments

バークシャー・ハサウェイのポートフォリオ(2018.12.31)

BRK

バークシャー・ハサウェイのポートフォリオ

※Kraft Heinz は除く。

以前から公表されているものと同じでした。

Appleの比率、銀行株の比率が非常に高いです。

The American Tailwind

”アメリカの追い風”がバークシャー・ハサウェイの利益の源泉になったと謙虚に述べられています。

様々な大恐慌や戦争等の歴史的出来事を経ながらも、”アメリカの追い風”にのり、株式への投資を行うことで、富を築いたと振り返り、投資家に、株式を売却してしまうことは、愚かなことだと述べています。

これからも米国経済、そして世界経済に対して強気の姿勢が感じられました。

まとめ

近年の投資成績も振るわず後継者を指名し、事業重視の姿勢を示したバークシャー・ハサウェイ、少なくとも転換点にあるのではないでしょうか。